熱海の温泉の特徴

水質試験・検査成績書

温泉成分、禁忌症及び入浴上の注意事項掲示

成        分     

禁 忌 症 及 び 入 浴 上 の 注 意 事 項 

1.温泉利用施設名称

 

2.源泉名

 熱海市混合泉  (熱海温泉)

 熱海20号・熱海21号・熱海28号・

 熱海43号・熱海51号・熱海56号・ 

 熱海60号・熱海80号・熱海142号・

 熱海143号・熱海213号・熱海218号・

 熱海220号・熱海244号・熱海299号・

 

3.泉質

ナトリウム、カルシュウム―塩化物温泉

(弱アルカリ性、低張性、高温泉)

 

4.泉温

 (1)源泉         65.2℃

 

5.源泉の成分

  知覚的試験 殆ど無色、透明、弱塩味、

        微苦味、ガス発生無し

  PH     8.0

  蒸発残留物   4.570  g/kg

  成分総計   4.153  g/kg

陽イオン            g/kg

ナトリウムイオン      (Na+ ) 843.1

カリウムイオン       (K +)   81.2

マグネシウムイオン     (Mg2+)  1.9

カルシウムイオン             (Ca2+)    589.8

鉄(Ⅱ)イオン     Fe2+)    0.2

陽イオン        計   1516

 

陰イオン               g/kg

炭酸水素イオン       (HCO3)    35.4

塩化物イオン     (C-)    2249  

臭化物イオン    (Br-)     0.9

硫酸イオン     (So42-)    208.5 

陰イオン        計   140.3

 

遊離成分           g/kg

メタ亜ヒ酸     (HAsO2     0.3

メタケイ酸            (HS2IO3)    130.3

メタホウ酸            (HBO2)    9.7

非解離成分       計  140.3

 

溶存ガス成分         g/kg

遊離二酸化炭素  (CO2      2.6

溶存ガス成分      計    2.6

 

微量成分           g/kg

アルミニウムイオン       (Al2+ )  <0.02      

マンガンイオン             (Mn2+)     0.04

鉄(Ⅲ)イオン          (Fe3+)    <0.05

銅イオン                (Cu2+)    <0.01 

水酸化物イオン          (OH-)     0.017

ヨウ化物イオン            (I-)        0.08

総リン酸態リン           (T-P)     <0.03

 

6.温泉の成分の分析年月日

 平成19年3月14日

 

7.登録分析機関の名称及び登録番号

 温泉分析機関 静岡第1

財団法人静岡県生活科学検査センター

1.禁忌症及び適応症

 

温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的成分

温泉地の地勢、気候、利用者の生活状態の変化その他諸般の総

合作用に対する生体反応によるもので、温泉の成分のみによって

各温泉の効用を確定することは困難であるが、当温泉の禁忌症、

適応症はおおむね次のとおりです。

 

(1)一般的禁忌症(浴用)

   急性疾患(特に熱のある場合)、活動的の結核、悪性腫瘍、

  重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、

その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)

 

(2)温泉別禁忌症(浴用)

                   

 

(3)一般的適応症(浴用)

   神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり

   うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、

   疲労回復、健康増進


(4)泉質別適応症(浴用)

   きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

2.入浴の方法及び注意

温泉には老化現象が認められ、地中から湧出した直後の新鮮な

 温泉がもっとも効果があるといわれているが、それぞれの温泉に適す

 る用い方をしなければかえって疾病に不利に働く場合がある。し

 たがって浴用上の注意事項はおおむね次によることとする。

 

(1)温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当た

り1回程度とすること。その後は1日当たり1回ないし3回ま

でとすること

 

(2)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適

当とすること。

 

(3)温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり

   (湯さわりまたは浴湯反応)が現れることがある。「湯あた

   り」の間は、入浴回数を減じまたは入浴を中止し、湯あたり症

状の回復を待つこと。

 

(4)以上のほか、入浴には次に諸点について注意すること。

 ア,入浴時間は、入浴温度のより異なるが、始めは3分ないし

  10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。

イ,入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。

,入浴後は、体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない

  (湯ただれを起こしやすい人は逆に入浴後真水で体を洗う

   か、温泉成分を拭き取るのがよい)。

,入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。

オ,次の患者については、原則として高温浴(42℃以上)を

禁忌とする。

   高度の動脈硬化症、高血圧症、心臓病

 カ,熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十

分注意をする。

 キ,食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。

 ク,飲酒しての入浴は特に注意する。

 

3. 禁忌症、適応症の決定年月日

   平成  年  月  日

 

. 決定者

 

 

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